「よっぽど樹里ちゃんのこと好きなんだな。じゃなきゃ待てねーよ」


……確かにそうだな


「樹里を不安にさせるくらいなら好きなことして喜んでもらいたい」


「大翔なら出来るさ」


「お前は?好きな女居ねーの?」


「俺は良い。興味はあるけど、今は親友である大翔が幸せになってくれればそれで良い。」


最後にかっこいいこと言ったな


「だから、樹里ちゃんと仲良くしなよ。大切にしないと取られるからな」


「あぁ。分かってる。ありがとう」


コイツは良いヤツだ


「大翔、性格が柔らかくなったな。これも樹里ちゃんのおかげだね」


「樹里に出会ってなければここまで変わってないな」


それは事実だから素直に認める


他愛のない話をして勝真と別れた