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しばらくして樹里は起きた。


「大翔、言うの忘れてた。樹里ちゃんの分の荷物、お母さんが用意してるらしいから必要最低限のもので良いわよ」


「もっと早く言えよな」


俺と樹里は急いで荷物を入れ替える


少なくなったおかげでだいぶ楽になった


「樹里ちゃん、楽しんでおいで。撮った写真、見せてね?」


姉貴の言葉に笑顔で頷く樹里


----トントン


直樹さんが来たみたいだな


「樹里、大翔くん。迎えに来たぞ」


「樹里ちゃんのお父さん、弟を宜しくお願いします」


「七瀬ちゃんだね。娘がいつもお世話になってます。ちゃんと送るのでご心配なく」


他愛のない話をしてから出発した