「樹里、そんな不安そうな顔するなよ。姉貴の友達でもあるし何かあったら頼って良いよ」


“姉貴の友達”と聞いて安心した表情を浮かべた


「七瀬のこと、知ってるの?」


花蓮さんの言葉に頷く樹里


「姉貴のお気に入りですよ。樹里、話せないので分かってあげて下さい。耳は聞こえてるので」


「そっか。あたしも樹里ちゃんのこと知りたいからゆっくり話しましょうね」


花蓮さんは樹里を見て微笑んだ


「親父も来そうなこと言ってるので。」


「その件なら知ってるわ。あたし、貴方のお父さんが居る病院で働いてるし。」


もう、連絡は行ったってことか。


「看護師さん、お姉ちゃんを宜しくお願いします」


樹音も律儀だな


小学1年生には思えない