孤独な俺には、その輝きは眩しくて。
人気のない裏側にまわってみた。



そこには早咲きの桜が咲いていて、桃色の花びらが君の周りを待っていた。



素直に綺麗だと思った。





「君もさみしいの?」



俺に気づいた君は、俺を手招きして隣に座らせた。



隣にいても君が見ているのは誰なのか。
隣にいるのにすごく遠くに居る気がした。



だけどその距離は心地よかった。