「マジかよ!あか姉ふとっぱらぁ!」

茜こと、あか姉は俺の自慢の姉貴。
大学1年生にしては身長はちいせえけど、
なんつーか、もう顔といい性格といい、男の理想の姉貴ってやつ。

「その変わり今度奢ってよね。」

清楚って訳でもなく、ヤンキーって訳でもない。
言葉にできないくらい可愛いんだ。

とにかく金欠で困ってた俺に、
髪染めを買ってやると言ってくれたあか姉は天使だと思う。

思わず頬が緩んでしまった。

「あ!輝!まえっ…」

「ヘブシッ」