つぎの日、武瑠はこっそりと学校へ行った。

まるで、泥棒のように…

「アァ~良かった。あいついなかった。」

「あんた、私の~」

武瑠は恐る恐る後ろを見ると、いたのは香純だった。

「かっちゃんw驚かせないでよな~マジアイツに会うと本当に何言われるか…」

「武瑠くんはそれ程、実樹の事気になるんだw」

「いや、それは幼なじみだから、それに…」

「それに??」

「実樹は今まで頑張ったからな。」

「うん、そうだよね。実樹は、十分頑張ったよね。」

頑張った。頑張った。何回私は言われてるの。
私は逃げた、逃げたのに…