その夜、寮は大盛り上がりでした。

その盛り上がりが落ち着いて、私は自分の誕生日も忘れていたくらい、いっぱいいっぱいだったんだと思った。

「あぁ、泣きたい。」

こんなに悩む私は本当に惨めだ。

「またまた、悩んでおられるんですか?1つ年をとった実樹ちゃん。」

「私は、何を頑張れば胸を張れるかな。私は何を誇れるかな…傑は私の何を好きになったの??」

「俺は、ありのままの実樹が、好き。悩んでる実樹も、笑ってる実樹も、好き。」

「じゃあ、私が死のうとしたり、もう、高校とかもやめてただのクズでも、私を愛してくれる?」

私、何言ってるんだろ。
こんなこといいたいんじゃない。