で、お昼はとんだ事態で疲れてしまった。

「はぁ、泣きたい。」

全く、あの兄弟は色々やってくれるわ。

そう思いながら、午後の授業がおわり、放課後になった。
今日は、なんか、すぐに家に帰りたくなかったので、私は図書室に、行きました。

私はこう見えて、けっこう読書家ですから(笑)

私は廊下に出て、図書室に向かう途中、聞こえた。

「2年の藤野実樹、あの子なんで走らなくなったのかな??有望選手で、ここ入ったんでしょ。」
「なんでだろうね。あきたんじゃない??あの子は恋愛すればいいんじゃない。」

何も知らないくせに。私の気持ちなんて、わからないくせに。

簡単なこと言わないでよ。

私は心の中で、思った。

「今日はもう帰ろう…」

私はそう思いながら、下駄箱へ向かった。