「多分知ってると思うけど、俺前は結構

遊んでたっていうか…

あいつはそのうちの一人だった。」

夏樹ちゃんは静かにでも真剣に話を聞いてくれた。

「ほんとに最低な男だと思う。

今は女のアドレスとか全部消した。

女とかどうでもいい。

あいつが本気なのかわかんねぇけど

俺と付き合いたいって近づいてきてる。

俺は相手にしてないしこれからも絶対ない。」

ここまで言うと夏樹ちゃんが口を開いた。

「…先輩が遊び人だったことは知ってます。

愛先輩に聞きました。

愛先輩はかわいいしスタイルもいいし綺麗だし…

あたしなんか子供っぽいしスタイルもよくないです。

でも…」