どれだけ思えば君に届くのだろう。

海の朝日を見ながら僕は何回もこの質問

を自分に問いかける。

風が頬や耳を冷たくさせる。

僕の心まで

冷たくなりそうだ・・・

海をぼんやり眺めていると、僕を呼ぶ声

がした。

「ジョー!!」

彼女が笑いながら、こっちに走ってくる

彼女の笑顔に出会ったのは高校2年生の

夏の頃だった・・・