「ど?ちゃんと知ってるでしょ?」



得意げになってアルバートを見ると、なぜか眉間にしわが...。




「ア、アル?」




「アレン王子」





「な、なに?」




「確かに、内容はあってます。しかし、大切なところが抜けているじゃありませんか!」





「大切?」





「当時の王の名前です!アレン王子の先祖にあたるのですからしっかり覚えてください」