あれ?
森が誰かを招き入れた?




私は好きでここに住んでいるわけではない。



いや。半分は、ここの住み心地がいいからなのだけれど、

本当の役目は、この森の管理

黒い森と呼ばれているこの森は、昔から災いを呼んでしまうのだ。

だから、私がこの森を管理し人々を近づけないように結界も張っているのだけれど、今誰かが森に踏み込んだ気配がした。




<リリス!>



「ルナ!感じる?」




<えぇ。誰か入って来たわね、しかも森は、危害を加えるつもりもなくただ、案内しているみたい>





「案内?どこに?」




<...ここに、だからそのうちやってくるだろ、リリスそんなことより腹減った!>





<ユエはもー!この森の管理は、私たちの仕事なのよ?そんな人任せみたいに言わないで!>





<いや。これは、森の意思俺たちにゃ手に負えない。それに、変に動くよりここで待ってたほうが、会えるだろ?それに屋敷は、安全だ>