今日もいつもと変わらず、昼間なのに光の届かない森


そんな、森の中に一つの家がありました。


そこに、住んでいるのは、黒い髪に年中おんなじ黒い服を身に纏う女性


名前をリリス・アクロディア


年齢は軽く三桁に達している。


今日も彼女は、森の動物とお話しをし、共に生きている。



んんー!
と、ひと伸び


今日も変わらない一日が始まるのね

ご飯を作って
洗濯して
動物たちとお話



もう、日付や時間なんて気にしない

だって気にしたって時が進まない私には、関係ないもの


今も昔と変わらない作業

わずかしか光のそそがない森で、今日も洗濯物を干す。
干しているのは、すべて黒い服



<リリス?ご飯まだ?>



「あ、ユエ。ちょっと待ってね?」


膝にすり寄ってくる黒い猫は、私のお友達であり相棒の黒猫
雄猫のユエ


<まったく、ユエったら少しは、リリスのお手伝いしなさいよ>




<えー。めんどくさいんだもーん>



<だから、ユエは...>



ユエに口うるさく話しかけているのは、真っ白い猫で、名前はルナ雌猫だ




二人とも、私がさみしくないようにいてくれる。


「さっ!ご飯作りましょ?今日は、何食べたい?」



<この間庭の畑でできたジャガイモを使ったスープが食べたいわ!>




<そんなスープなんかで、腹満たされないよ肉!!!肉にくニク!!!>