豊かな緑

豊かな水源

笑顔の絶えない人々がいる、ノエルの町



この町には、一つの掟がある





『ノエルの町を抜け、小高い丘の上にあるノエル城の奥の深い森には、決して立ち入ってはならない、もしこの掟を破るものが現れたら、魔女の怒りに触れ厄災が町を襲う』




人々は、この掟を守り、親から子へ渡り長年守られ続けていた






そして、ここに10歳になったばかりの1人の少年がいる

太陽に照らされ輝く金の髪に、青い瞳の男の子

名前を、エドワード・アラン



この国の跡継ぎ、つまり王子様





この少年は、とても好奇心が旺盛で今日も広大な庭でシーツを干している侍女に...






「ねぇ?」







「なんです?アラン王子」





せっせと城の掃除をする侍女の腰の位置から、青い目を輝かせるアレン





「どうして、侍女のパンツはベージュなの?」






可愛い口から出たのは、想像もしていなかった言葉



侍女は唖然としている