斗真が手に持っているネックレスの黒いパズルピースを私のにくっつけると、ピッタリとハマった。




「パズルってさ、無理やり合わせようとしてもダメなんだよな」


「ちゃんと合ったものとしか繋がらない」






「俺は、この先もずっと、ずっと、詩織と繋がっていたい」






「まだ、詩織を養えるほどの給料じゃないし、仕事も半人前。




だけど、いつか俺と結婚して欲しい」





「それまで、待ってくれる?」





胸にこみ上げてくる想い。


嬉しくて嬉しくて、涙が溢れ出てくる。