3ヶ月後―――。
「斗真、おっそーい。待ちくたびれた。お腹すいた」
「ごめんごめん」
いつものソファに座って駄々をこねる私に、斗真はそっと唇を重ねた。
それだけで、私の心は満たされてしまう。
「そのネックレス好きだな」
「うん。斗真から貰ったものだし」
今も尚、私はあのリング状のネックレスを使っている。
元々、好きでつけてはいたけど、付き合うようになってからはよくつけるようになった。
「詩織。目つぶって」
「ん?」
よくわからないけど、とりあえず目をつぶる。
首元に斗真の指が触れる。
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