すると、斗真は私を引き寄せる。




「そんな寂しそうな顔すんなよ。大丈夫。今はお前しか見えてないから」


「これ、私が捨てといてもいい?」


「あぁ。美緒の好きなようにしていいよ」




さっと、私はそれをポケットにしまった。




斗真の唇が私を包み込む。


柔らかくって、安心させるような。




「ベッド、行こ?」


「でも、私、まだお風呂入ってない……」


「別にいいよ。俺、気にしないから」




斗真に抱えられてそのままベッドへ




口づけをしながらも、次々と服を脱がしていく斗真。