「シて、いいよ」 振り返る彼の目は、満月のようにまんまる。 「あの時はいきなりすぎて、ビックリしただけだから……」 斗真から降ってくるキスの雨。 大丈夫。 私も決めたの。 仕事に感情は持ち出さない…… その夜、私は斗真に抱かれた。