チュンチュン…
「ん…」
カーテンの隙間から太陽の光がさす。
「今日も学校か…」
私はベットから出て制服に腕を通す
みなさん、おはようございます。
私は参賀蘭。
普通の高校生かな。
私の髪の毛はハニーベージュ色。
まあ、簡単にいえば黄色の仲間かな。
染めたの。
だって、皆外見しか見てないから…
だったら、自らなろうって、自らそう思われるように。
学校の皆は私の素顔を知らない。
表の私は、まぁ簡単にいえば『軽い女』
皆がそう言ってるから、私はそれを演じ続ける。
皆、外見で人を見る。
所詮、人なんてそんなもん。
本当の私は、黒髪。
男となんてやったことない。
あんなの、やったになんて入らない。
今日も男たちが私に話かけてくる。
「蘭ちゃーん、今日暇?」
「んー。ごめんねぇ。今日は先約があるのぉ。本当にごめんっ」
うえ。気持ち悪い。
私でもこの話し方気持ち悪くなるんだけど…
「そっか、そっか、じゃあまた今度ね」
「うんっ、ごめんね」
男は去って行った。
あの人、誰だっけ?
わかんないや。
あぁ。また聞こえる。
いつものように。
『また来たよ、あいつ』
『消えればいいのに』
『人の男とって、まじありえない』
あーあ。
私、別にあんたの男とってないし。
消えるよ。そのうち。
ははは。
そう思っていると。
『きゃぁぁぁ』
『King5の皆様よっ!』
『來斗様ぁぁ』
『悠様よぉぉ!』
『拓様、湊人様ぁ』
『裕太様、こっち向いてぇぇ』
うるさっ…
来たらしい。
King5と呼ばれる奴ら。
イケメンぞろいの5人組。
どっかの族に入ってるんだってー。
正直、興味ない。
ま、とりあえず挨拶してみる。
「おはようございますぅKing5の皆様」
私は気持ち悪い言い方で話しかけた
來「あぁ?だまれカス」
蘭「ひっどぉぉい」
悠「うせろ」
蘭「蘭傷つくぅぅ」
自分でも、
まじ、気持ち悪いわ。
こいつらも、所詮外見しかみてない。
あー。めんどくさい。
屋上でもいこっかなー
最後に言った男の言葉を無視して向かった。
ギィー…
あー。やっぱり気持ちいい。
なんか眠くなってきた…
私は眠りについた…