あたしは校区の中学校に入学。
そこでは、福永裕香(fukunagayuka)と友達になれた。
あたしは中学にはいっていじめられなくなった。
むしろ、憧れの存在になった。
相変わらず同じ小学校出身の女子からは冷たい視線を浴びたけど、ちがう小学校出身の子は、あたしを尊敬してくれたり、友達になってくれたりした。
勿論、裕香もその一人。
そして、あたしは忘れられない。
崇の存在。
電話をしても、いつも留守電。
家を訪ねても、誰も応答しなかった。
「美恋~!次、移動教室よ、行こう」
裕香があたしを呼んだ。
そして、いつからかあたしの心友になった。