「だけど、里莉ちゃん。悪いけどかなり短い髪とかあったから、それに合わせたのよ」
「こんなにしなきゃいけないぐらい、短かったんですか…?」
ショック…。
あんだけ伸ばすのに、四年近くかかったのに…。切られるのはあっと言う間だわ。
何だか、悔しい気持ちになるな…好き勝手に殴られて、髪を切られて…。
「でも…何で化粧まで…」
「目の回りに青タンが出来てたからだよ。明日、少し早く起きて俺ん所こいよ。目立たないようにしてやるからな」
切ったばかりの髪をグチャグチャにしないように太一君は、私の頭を撫でてくれた。