「っい……!!」



解けかけた髪を掴まれて、痛くて顔を歪ませた瞬間…。

痛みが走った頭が一瞬にしてなくなった。




「……ぇ……?」




…そして、私の目の前にいた上級生の手には…、私の髪を掴んだまま…。

意味が分からなくて、私は目を丸めていると…上級生が掴んでいた髪が地面に落ちていったのを他人事のように見ていた。



「…………ぅ、そ……」



ジャキッ!!


再び聞こえてきたのは、ハサミが何かを切った音。


「…ゃ、やめて…!」


私はこれ以上、髪を切られないように頭を押さえるけど…意味がなくて、上級生たちに好き勝手に切られて行く。




おまけに、頭から水をかけられ…かけていた眼鏡は折られてしまった…。



ジャキジャキッ!!




「やだぁ!!」