見覚えのあるランチバッグ…。
これは…。
私のバッグ…。
もしかして、先輩が?
ランチバッグを手に掴み、私は何とも言えない気持ちになる。
まさか…とか、そんな…って、気持ちが渦巻く中、少しだけ…少しだけ、私の事を気にかけてくれた事が、嬉しかった。
こんな事は…初めてで…。
込み上げてくる笑みが、押さえ切れないけど…今はそれ所ではない。
ランチバックを持ち直して、私は校門の方へ再び走りだした。
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次の日、私は何事もなかったかのように、学校へ登校した。
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