吹き出すように笑われてしまった私は、何だかバツが悪くなって…恥ずかしくなって、顔を再び逸らした。


だって、私…プロポーションだってイイ事ない。もともと、食が細い私は…食事は余り出来ない。




ご飯作っても、大概がタッパーに入れて冷蔵庫に保存される事が主だった。



「……ッごめん。そんな顔させたいんじゃなかったんだ…」



頬に先輩の手の温もりを感じ、私は思わず目を瞑った。


…優しくて、大きな手…。

「……先輩、好きです」


「俺も…」





重なる唇。



深く、深く…。


先輩の手が、優しく私を抱き締めてボタンを外す…。

恥ずかしい気持ちも確かにあったけど、先輩の広い背中に恐る恐る手を回すと、少し安心した。



それは、何とも言えない安心感。



恥ずかしい気持ちもあったし、怖いって言うのもあった。