キスの合間、何度も先輩と目が合う。目を逸らしたくなかったの…先輩を少しでも自分の記憶に焼き付けたくて…。
自然と零れる涙に先輩は、私の眼鏡を外して…目尻にキスして…ペロリとナメた。
「…ッ!!」
ビックリして、先輩の腕の中で硬直しちゃった。
思わず顔を背けちゃったけど…嫌っていう意味じゃなくて、恥ずかしいって事なんだけどな…。
自分の中で言い訳をする中、どうしよう…何て頭で考えていた。…ら、首筋にチクリと小さな痛みが走った。
「……ぇ…?」
今の、何?
ぼやけた世界で先輩が何かをしたと言う事だけは分かった。
「せ、先輩…?」
抱き上げられたかと思うと白いシーツの上に横たわらせられて…知らない天井を背景に先輩が、私を見下ろしていた。
「軽すぎ…。も、ちっと太った方がいいんじゃねぇの?」