何想像してんだか、ほんと恥ずかしいし。 「…止まんなくなりそうだからやめとく」 あたしの心中を察したのか、そんなことを言ってくる。 「…恥ずかしいんだけど…」 「別に」 あたしを見る瞳は真っ直ぐで。 そしてゆっくりあたしの後頭部を引き寄せてまた何秒かのキスをした。 幸せだった。抱き締められながら朝まで眠って、ソウタの温もりを感じられて。 ……夜が明けると醒める夢なのに。