明日の朝、きちんと謝ろう。
そう思って、ちゃんと自分の部屋に戻ってそのまま眠りについた。





翌朝、起きると休日だってのにソウタが珍しくもう起きていて、リビングでテレビを見ながらパンを食べてた。



「おはよ、ソウタ」


「…はよ」



あたしを視界の端に入れるとソウタは挨拶を返して、また朝のニュース番組を見てた。



さりげなくで謝ろうと意を決して口を開く。



「…ソウタ、昨日はありがと」


「……ん」



眉を寄せて訝しげな表情のソウタ。
何を考えてるのかは、やっぱりあたしには分からなかった。