久しぶりに恵からメールが入ってて、「久しぶりに飲まない?前のバー来てよ〜!」そうきたから、すぐに行くって返事をした。




帰ってこないソウタなんか知らない。
そういう気持ちだった。
どうせ帰ってこないだろうから夕ご飯は用意しないで、化粧をして準備を整えてからバーに向かった。



「やったぁ〜〜、来た来た!春が久しぶりに来たよ毛糸!」



酔っ払って顔を赤くした恵が嬉しそうにあたしを見る。その隣には圭人君がいた。



「恵さん今呼び捨てにしてくれたと思ったら毛糸って言ったでしょ、酷いっすよまじで!春さん、お久しぶりです!」



「……ぶっ、相変わらずだね2人は」



「ほんとっすよ〜恵さん俺に惚れてくれないんだもん」



屈託無く笑う圭人君の笑顔も全然変わらなくて、なんだか安心してしまった。