一度だけ、そのバーに来てたのを見たことがある。物凄い可愛い彼女だった。
ーーあれは、いつだっけな。
仲良くなって何ヶ月か経った頃かな。
いつものバーで飲んでた。
「あはは!圭人君おもしろーい、そんな顔芸出来るんだ」
「恵さん、ひどっ!ちょっと傷付くんすけど俺今キメ顔したつもりだったんすけど…」
「うわぁ、ごめんね。ウケ狙ってんのかと思っちゃった」
「恵、あんた酷いって。圭人君今にも泣きそうだよ」
いつもの圭人君が親友の恵を口説いてことごとく失敗する光景。
それを隣で見て笑ってるあたし。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…