そんなこと……思っててくれたんだ……。 「私も、今日会えてすごく嬉しい。 本当は照れてただけなの。 どんな顔して話せばいいのか分からなかっただけなの。 環方くんの告白も死ぬほど嬉しかった。」 「そっか……」 環方くんはそう言って目を閉じた。 「…………だって好きだもん……」 誰にも聞こえないように、 小さく小さく呟いた。