「早速今日、お願いしてみな?」
「うん……」
果たして意地悪な環方くんがこのお願いを聞き入れてくれるでしょうか……。
*****
放課後、図書室に入り、読書スペースに置いてある机と椅子をこっそりいつもの場所へ持っていった。
「あ、環方くん。」
「お前……なにしてんの……」
環方くんはちょっぴりひいてる……。
「勉強!1週間前だから!」
「あ~、そうだね。」
興味無さそうに窓の外を眺めている。
「だから……一つお願いをしたいのですが……。」
環方くんは私に目だけ向けた。
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