「お前は2人3脚?」


知っててくれた!


「うん!」


「まぁ、頑張って~」


やる気なさそうに音楽に聞き入ってる。


「私環方くんの応援するから。
環方くんも頑張ってね!!」


「いらねーよ。多分いっぱいいるから。」



なんだよ……。
量より質選んでよ……。




「体育祭の日……。

昼休憩のとき会いたい。」




「えっ...//

う、うん……」




『会いたい』



そんな一言で舞い上がってしまう私。



熱い……。



環方くんが窓の外を見ている間に本で顔を扇いだ。