「ほら~席つけ~!」 先生の声でみんなが席に座り、授業が始まった。 環方くんとは席も離れてるし、 本当に何にも接点がないから全然話せない。 かといって自分から話しかけるなんて恥ずかしいこと無理です! 「ハァ~」 私はため息をついて、先生の話に耳を傾けた。 私はこの後、環方くんとの間に起こることを知りもしなかった。