「……呼んだから! もう寝かせてよね!」 恥ずかしくって、 私は環方くんの肩と背もたれの間に顔を埋めた。(←どんな寝方だ) 「……はぁ……。 ホント……これだから焦るんだよ……。」 「…………。」 聞こえないふりをするが、 環方くんは体をねじらせ、 私を正面から抱きしめた。