「えっ……」
環方……くん?
「告白するのが禁止ならさ、
告白されればよくね?」
「ハ……?」
「お前が俺の線路に来ないなら、
俺がそっちに行く。」
「ハ!?」
別に環方くんに照れた様子なんて微塵もなく、
妖しく口の端をつり上げた。
「わ……かた……くん……」
「じゃ」
環方くんは私と反対方向へ歩いていった。
これはあれですよね。
ルールを破った私がどうなるか見たい、ってことですよね!
この悪魔!!!
私は環方くんの背中に口パクで「バ~カ」と言った。
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