茅side





二人きりの時間が過ぎ、

いつの間にか辺りは暗くなり始めていた。




「帰るか?」




「……うん……。」




すっかり仲直りできた私たちは

手を繋いで水族館を後にした。




ほとんど雪さんのことで魚集中して見られなかったけど……。





今は晴れ晴れとした気分だった。