「お前が化粧なんかするから
いろいろうまくいかないんだ。」



「な、なんでお化粧のせい!?」



「可愛いから。」



「……//!!」




言葉が出なくなった茅の顔をまじまじと見る。



「タイミング悪い!
顔が赤いときに見ないでよ!」



「顔が赤いから見るんだろ。」



茅は真っ赤な顔で膨れっ面をしながら
俺を睨んだ。




「茅。」




自分の顔を隠す茅の小さい手を握った。