「やっぱり勝手に着いていくのは……。」 「じゃあ今電話しよーよ! 誰と来てるの?友達?」 「彼氏……。」 茶髪の人は少し驚いたような顔をした。 「彼氏、ひどいこと言ったの?」 「いえ……。元カノさんと……再会して、 一緒に回ってるんです……。」 なんでこんなこと知らない人に言ってるんだろう……。 余計悲しくなる……。 「それはひでーな……。」 茶髪の人は優しく私の頭を撫でた。