環方くんが来るのはお母さんたちが
出掛けた後の11:00ごろ。


私は部屋を隅から隅まで掃除し、
リビングの椅子の上で正座をして
その時を待った。




"ピンポーン"



き、来た!!




インターホンに応答し、玄関の扉を開いた。



「おはよ。」


「わ、環方くん……おはよう……」



カッコいい!



私服っ



ヤバいぃ!



私は環方くんを家に招き入れた。