「そうだよ。」


「……私……環方くんが私のことちゃんと好きなのか
ちょっと不安だよ。

私が告白しても余裕そうだし……。」



環方くんは私の手を強く握った。



「余裕……あると思う?」



「え……」



「ないよ。」



環方くんは私を抱き寄せる。



あ……



鼓動が……早い……。



「な?

言っとくけど俺、相当茅のこと好きだから。」


私の顔も熱を帯びる。



「お前が誰かに取られないか心配で仕方ないよ。ダセーだろ?」



環方くんの腕の中で首を横に振った。