「お前……明日からもここに来い。」



「えっ、は?」



い、今なんて……?



「な、なんで……。」



「んー……なんでだろ……。」



あんまり考えてないっぽいし……。


その証拠に私から受け取った本をパラパラとめくっている。



「えっと……じゃあ今日は帰るね……。」



私は図書室を飛び出した。



あー、もう!
ものすっごく嬉しい……


なんで!?

なんで私?



期待すんな!バカバカ!!






そうして私は環方くんと放課後、図書室の奥で密会する約束をした。