「お前、何してんの?」


天の神様からの贈り物!?
と思ってしまう程良いタイミングで声が聞こえて来た。
少しだけ、女の子の力が弱まった。


そういう風にしてくれたのは!?
と思って見てみようとしたけど、

誰なのか分からない…。

目に溜まっている涙のせいで視界がぼやけているのだから…。

でも、女の子がビクついているのは分かる。

一体…誰なのよ!?


この、神様は…。

でも、その女の人は我に返ったのか、力を元に戻した。

そして、すごく低い声で、

「邪魔よ。」

とだけ言って、どこかへ連れて行こうとする。

その瞬間、ドンっと鈍い音が聞こえた。