だから、またあなたに出会えたとき、あたしは初めて奇跡を信じた。


「久し、ぶり……。」

「おぅ、久しぶり!」


あなたは嫌な顔一つしないで、また笑ってくれた。

うれしくて、うれしくて、正直、涙をこらえるの大変だった。
きっとあなたの中にあたしはもういないでしょ?
あたしじゃない他の誰がいるんでしょう?

でもね、やっぱりあたしにはあなたしかいない、そう実感した。