和歌山にいるおっちゃんが
うちに来るという。


おっちゃんは
ばあちゃんの弟だ。




私はおっちゃんのことは、名前しか知らなかった。



どんな人だろう…

恐くて陰気な人だったらどうしよう…






親がバスセンターへ迎えに行った。

私は家の片付けをしながらドキドキ…







「ただいまー」



帰り着いたのは、もう夕方だった。



私の緊張は頂点に達し…



けれど、おっちゃんは私が不安に思っていたイメージとは違っていた。