真っ赤な顔を隠すように顔をうずめている。

何もそんなに隠さなくてもいいのに。

「ねえねえ、由惟ちゃん、」

そう言うと耳まで真っ赤になった。

「知ってる?
俺ね、由惟ちゃんが好きなんだよ?」

そう言うと涙目の由惟ちゃんは顔を勢い良くあげた。

「嘘……」

「嘘なんでついてないよ。
好きじゃなかったらあんな絆創膏もらってないよ」

「…え…」

「だからさ…」

俺はさっきもらった絆創膏にペンで書く。

“付き合ってください”

そう書かれた絆創膏を由惟ちゃんに渡すと、由惟ちゃんは真っ赤な顔で頷いたんだ。


ーENDー