「よし、じゃあ行くぞ~」
前田先生の出発の合図に私は顔を向き直し前の人たちについて行った。
その後は2,3年生が拍手をする中体育館へ入り、緊張しながら入学式は始まった。
「新入生代表挨拶、大森 杏」
「はい」
代表挨拶に杏ちゃんの名前が呼ばれて少し驚いた。
しかし、挨拶をする杏ちゃんを見て納得した。
私に声を掛けてくれたり、みんなに囲まれたり、代表挨拶に選ばれるほど、杏ちゃんはしっかり者なんだと堂々としたその姿を見てわかった。
「…---新入生代表、大森 杏」
最後までなんの落ち度もなく杏ちゃんは挨拶をし終わり、席へ戻ってきた。
だけど戻ってきた時、少し小声で「へへ、緊張した」と言いはにかんでいた。
そんな緊張を全く見せないほどの挨拶、私にはできないなぁと杏ちゃんを尊敬した。
その後、入学式は何も問題なく終わり、教室に戻ってから先生の話を聞いたり教科書をもらったりして私たちは下校となった。
お母さんたちは保護者会があるからと私を先に帰らさせた。
帰り道は正門まで杏ちゃんたちと行ったけど、家が別方向だったからそこでお別れをした。
「花音ちゃん!また明日ね!」
「うん、また明日!」
よかった、いい人たちばっかりで。
私は温かい気持ちになりながら家へ帰って行った。
前田先生の出発の合図に私は顔を向き直し前の人たちについて行った。
その後は2,3年生が拍手をする中体育館へ入り、緊張しながら入学式は始まった。
「新入生代表挨拶、大森 杏」
「はい」
代表挨拶に杏ちゃんの名前が呼ばれて少し驚いた。
しかし、挨拶をする杏ちゃんを見て納得した。
私に声を掛けてくれたり、みんなに囲まれたり、代表挨拶に選ばれるほど、杏ちゃんはしっかり者なんだと堂々としたその姿を見てわかった。
「…---新入生代表、大森 杏」
最後までなんの落ち度もなく杏ちゃんは挨拶をし終わり、席へ戻ってきた。
だけど戻ってきた時、少し小声で「へへ、緊張した」と言いはにかんでいた。
そんな緊張を全く見せないほどの挨拶、私にはできないなぁと杏ちゃんを尊敬した。
その後、入学式は何も問題なく終わり、教室に戻ってから先生の話を聞いたり教科書をもらったりして私たちは下校となった。
お母さんたちは保護者会があるからと私を先に帰らさせた。
帰り道は正門まで杏ちゃんたちと行ったけど、家が別方向だったからそこでお別れをした。
「花音ちゃん!また明日ね!」
「うん、また明日!」
よかった、いい人たちばっかりで。
私は温かい気持ちになりながら家へ帰って行った。