「あ、私ね大森 杏っていうの!よろしくねっ」


「あっ、えっと…私は桐山 花音と申します!よろしくお願いいたしますっ」


緊張のせいか急に口調が堅くなってしまった。


それを杏ちゃんは笑った。


「そんなかしこまらないでよ〜っ」


明るくていい子だ…。しかも可愛い…。


私はジーンときた。


それから先生が来るまで私は杏ちゃんと話した。


すると、杏ちゃんのもとへ何人か他の女の子たちがやってきたりして、その子たちとも話せた。


そしてみんな揃って東京から来たということにびっくりしていた。


不安な気持ちは杏ちゃんのおかげで軽減されていった。