春「蝶藍と同盟か〜…」

『嫌だった?』
と問うと、

春「違うよー!実感が湧かないだけだよー!」

慧「あはは、実感が湧かないは大袈裟じゃない?」

笑いながら言う慧。

連「確かに」
連夜も便乗してるし。

涼「だって俺らの憧れだった人達だぜ⁉︎」

千「憧れだって〜。照れる〜。」

蒼「何照れてるんですか」

慧「仕方ないよ蒼。千里はそういうやつなんだし」

連「説教するだけ無駄だな」

千「ちょっと、慧‼︎そういうやつってどういうやつよ!」

慧「さぁーね」

結局いじられるのは千里なんだ。
いつものことなんだけどね。

なんか春も一緒にいじられてるんだけど…。

なんてことを分析しながら
ボーっとしてると。

禀「な〜んか、世界1だって言うからもっと堅い感じをイメージしてたんだけどな〜」

禀斗がそう言った。

『堅い?あはは!ないない。むしろちょっとズレてるもん』

萩「え⁉︎そうなんですか?」

涼「まじか」

陸「想像つかねぇな」

えぇ。
ちょっとみんな、どんなの想像してたのよ。

『みんな大袈裟すぎじゃない?』

春以外「いやいや、」

みんなハモってるし。

慧「ねぇー麗架ー?」

え、慧?
なんだ?急に。

『ん?』
と返すと

慧「下っ端だけで終わることもあるよね?」

下っ端だけで終わることもある?

いくらなんでも
主語が抜けすぎてないか?

いくら私でも分からんな〜。

『何が?』

慧「あ、あぁ!喧嘩だよー」

あぁ、そういうこと。

『そんなこともあったね』

春「すごー…」

陸「まじでか?」

みんなすごい食いつき。

『うん。』

連「下っ端の中にも情報屋のやつがいてな。そいつが調べて俺らに許可取ってパトロールに行くこともあるぜ」

萩「情報屋、ですか…」

禀「やっぱすげぇわ…」