「あ、あず!日向くんとはどうなの?」
「あいかわらずだなー天音は?」
すると天音は深刻そうな顔をして言った。
「順調ですがおーくんモテるのやだー!!」
「あー、なるほどね。でもさ、天音もモテるでしょ?どっちもどっちだよ」
「は?何言ってんの。あたしモテないからね」
………無自覚め。
「いやー、そんなことないよ。桜夏は一途だし。お似合い」
あたしは思ったまま天音に伝えた。
「あず、気づいてなかったんだね…。」
え?
「気づいてなかったんだねって何「ふたりともーご飯よぉー」
天音のお母さんによって遮られてしまった。
「まぁいいや。早く行こ?」
「うん…。」