「あーまーねーちゃーん!!!」
あたしの妹。美衣(みい)
「み、美衣ちゃん久しぶり」
「天音ちゃん!久しぶり!会いたかったよ!」
美衣は姉のあたしに見向きもせず天音に質問攻め。
「ほら、美衣!天音ちゃん困ってるじゃない」
マイマザー登場!
「愛月、玄関で話してないで上がってもらいなさいよ」
「はーい」
あ、お泊りのこと忘れてた。
「あ、お母さん、今日天音の家に泊まってもいい?」
「あら、天音ちゃんいいの?」
お母さん、目が輝いてる…。
まぁ、あたしと美衣、二人がそろうとうるさいからかな。
「あたしんチは全然構いませんよ!来てほしくらいですから」
「じゃあ、お願いしようかしら…。愛月、失礼のないようにね」
「いいなー、お姉ちゃん。あたしも天音ちゃんの家泊まりたい」
全く美衣は…。
とんでもない妹だよ。
「ねぇあず、早く準備して行こうよ」
「うん、そうだね!」